1/48 陸軍 赤とんぼ・九五式一型(乙)中間練習機 [A010]


1/48 陸軍 赤とんぼ・九五式一型(乙)中間練習機 [A010]

販売価格: 15,000円(税別)

(税込: 16,500円)

製品について

【戦闘機乗りになるために】
赤とんぼ。なんともフワフワと平和に飛ぶイメージですが、戦闘機など実戦機に搭乗するための訓練用に作られた飛行機の愛称です。上空で目立つようにオレンジに塗られたため、この名で呼ばれます。操縦席はふたつあり、前席には教官、後席には訓練兵が乗ります。前後の操縦かんはつながっています。ところで、赤とんぼといえば、より大型の海軍93式が有名です。様々なスケールで各社からプラモデルも発売されています。そう、赤とんぼは特定の飛行機をさす名前ではなく、オレンジに塗られた練習機の総称なのですね。なかでもこの陸軍95式一型(乙)は、スマートな機体デザインがすばらしいです。かっこいいから製品化したのです!
実機データ 翼幅:10.32m 全長:7.52m エンジン:日立ハ13(350馬力)

【模型要目】
設計コンセプトは、「アナトミー」。設計に際して、昭和13年に発行された当時の実機マニュアルを入手できました。同書は、乙より先に試作された甲式の図が掲載されていますが、胴体全長や主脚の仕組みを除き、ほぼ完全な資料が手に入ったといえます。私自身、相当、勉強できました。そこで、この本から得られた知識を詰め込んだキット内容にしたいと思うようになったのです。まず、プロペラの回転方向。パイロットから見て時計回りです。プロペラ後流によって、機体は左へ向かおうとします。それを打ち消すために、陸軍赤とんぼの垂直尾翼ははじめから左へ2.3°傾いて取り付けられています。ジービーレーサーも同じ仕組みですね。横安定を増すために、複葉の上翼は両端が1°、下翼は3°持ち上がっています(上反角といいます)。主翼の前後方向の傾き(迎え角)は下翼は0°。対して上翼は2度、下がっています。水平尾翼の傾きは飛行中に操縦席よこのハンドルでギアとチェーンによって調整できます。機体前方に積まれた燃料が少なくなると、機首が軽くなります。持ち上がった機首を下げるために、水平尾翼に迎角を与えることで機体尾部を浮かせるのですね。その燃料タンクはエンジン後方(機体内部)のほか、主翼中央部にもあります。また、主翼は中央翼と左右翼に分けられ、結合桿でつながれています。その他、当時の実際のマニュアルから得た知識をパーツ化していきました。
まるで実機を組み立てているような感覚を味わっていただけるキットになったと思います。

【製品仕様】
・エアロベース品番:A010
・材質
 本体:銅製エッチングパーツ
 エンジン・プロペラ他:ホワイトメタルパーツ
(当社製品は金属を素材としています。アレルギーの方はご注意ください)
・パーツ数:約80点
・説明書:詳しい絵と日英2か国語のものが入っています。
・翼長:215mm
・参考組立時間:(約)8時間
・上級者向けモデル(★★★★☆)
 (模型製作、刺しゅう、手芸に慣れた方ならOK)
・対象年齢:15歳以上
・別途準備品:カッターナイフ・ピンセット・瞬間接着剤・エポキシ系接着剤(5分硬化タイプ)


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